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元春が清水にやってきた!

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思い出をジグソーパズルのように丁寧に並べてゆくと
僕の故郷、港町、清水が浮かび上がる。小さな町だ。
「本当に元春がここで演るのか」
今夏「第1回清水バンドフェスタ」のスチール撮影で、
このライブハウスに足を運んだ。バスケットコートぐらい
しかないフロアに立ったときの感想だ。
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定刻に開演。コヨーテバンドに続き、元春が登場。
「近い」
生声も聴こえそうなほどな距離だ。
上手からギター、ドラム、元春、ベース、キーボード。
アルバム「コヨーテ」からテンポの良い曲ばかりが続く。
アルバムのメッセージを伝える、忠実に再現するという
堅苦しさは感じられない。何かを強要したりしない心地
良いビートに、決して若くない(もちろん僕も含めて)
オーディエンスも思い思いに揺れているようだ。
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来年リリースされるセルフカバーアルバムから
「ジュジュ」
「月と専制君主」
「レインガール」
例えるなら「メインストリートから一本奥まったところに有る、
知る人ぞ知るレストランのメニュー」といった楽曲。
シェフ元春は、まったく別のアレンジに料理した。
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手持ちのドリンクの氷も解け、会場がすっかり暖まったところで、
ここから一気に加速する。すごいGだ。
「僕は大人になった」
「約束の橋」
「ヤングブラッズ」
「ダウンタウンボーイ」
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バンドはいったん下がり、アコーステッィクギターに変えた元春。
「ヤァ!ソウルボーイ」
「ヤング・フォーエバー」
あえてアンプラグドで演奏された2曲。なぜこの2曲か。
その意味を探そうと歌詞を噛みしめて聴いてみる。
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再びバンドが入って、
MC
「この町は港町だよね?僕は港町が好きなんだ。
それは僕が魚座だからかもしれない。
そんな話はどうでもいいんだけれど」
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「クリスマスタイム・イン・ブルー」
「サムディ」
元春の声すら聴き取れないほどの大合唱。
間奏のハーモニカには鳥肌が立った。
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そしてアンコール
「アンジェリーナ」
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この夜の元春はMCのたびに、何度も何度も
「またこうしてみんなの前で演奏できて嬉しい。
今夜は集まってくれてどうもありがとう」
と言っていたのが印象的だった。
礼を言いたいのは、こっちの方だ。今夜のステージは手を
抜けたはずだ。オーディエンスの数も少なく、スケジュール
もタイトだから、それを責める人もいないだろう。
だけど、元春は誠実だった。
髪を振り乱して歌い、その度に汗を放射状に飛び散らせて。
友の言葉を借りるならば、
「変わらないなあ、元春」

2011.11.29

以下は、-------------------------------------
元春HPレポートによせた文章です。

僕の前の人、大声で歌って、すみません。
僕の後ろの人、高く跳ねて、すみません。
僕に「アンジェリーナ」を紹介してくれた友よ、
生きてりゃよかったのに、バカヤロウ。
そして、元春。
「元春~」と何度も呼び捨てに連呼して、すみません。
だって、清水に来てくれて本当に嬉しかったんだ。
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by rocknrollnight | 2010-12-02 17:24